私たちの取組み

くるくるショップ

日比ヶ谷ゴミステーションの中に、リユース推進拠点である「くるくるショップ」を併設しています。
そこは、町民が「不要になったけど、まだまだ使える物」を持ち込み、使い捨てるのではなく、 物を大事にする気持ちを活かしてあげられる場所となっています。
そして、持ち込まれた物は、きれいにディスプレイされ、もう一回使ってもらえる人の元へ旅立っていきます。
持ち帰りは、町外の方でも誰でも無料で利用できるようになっており、月平均100kg以上の物がリユースされています。

くるくるショップ

例えばこんなものが

日本人形や姫だるまは海外からのお客さまに好評です。
ぬいぐるみは町内外の子どもたちに人気!
使われなくなった食器も必要とする新たな持ち主の元へ。
最新情報はブログで

 


くるくるショップを作ったのは小学生

2005年4月から月1回程度、上勝小学校5年生の総合学習の授業で、子どもたちはごみ問題を学び、自分たちに何ができるのかを考えました。ちょうどゼロ・ウェイストアカデミーでは、アメリカ・カリフォルニア州のバークレーにある大規模なリサイクルショップを参考にし、ゴミステーション内に同じようなシステムを作れないかと思案しているところでした。それを子どもたちに話してみたところ、くるくるショップの始まりへとつながっていったのです。

子どもたちのがんばりのおかげで、2006年3月にくるくるショップは開設され、子どもたちはそれまでゴミとしてしか捉えていなかった物を磨き、ディスプレイすることで、新たに必要品となることを学びました。

今でも、上勝小学校では毎年くるくるショップを利用した環境授業を行い、物を大事にする気持ちは確実に受け継がれています。

使用状況

くるくるショップも徐々に認知度が高まり、利用してくれる方が増えています。どれだけ利用されているのかを調べるため、2年目から記録をつけ始めました。
合計すると、2007年8月から2009年5月までの22ヶ月で持ち込みが計4,041kg、持ち帰りが計3,133kgとなっています。持ち込まれた物のうち約78%がリユースされていることになります。
くるくるショップは、環境意識の高い人だけが利用しているわけではありません。欲しい物や使える物があるから利用するのです。
そして、意識せずとも利用すればするほどごみの削減に貢献していく。そんな仕組みになっています。

使用状況

現代では、物の価値観が多様化しており、ある人が不要だと思った物でも、他の人には喉から手が出るほど欲しい物があります。
使い方も、それぞれの人次第。つまり、物について勝手に「使えない」と判断しないことが大事です。
物が大事にされていた時代は、自分が使えなくなっても、兄弟でおさがりを使ったり、ご近所の人や親戚に譲ったりして、物は何回も使われていました。
ところが、消費が美徳とされる現代では、自分が不要だと思えば、すぐに捨て、焼却される使い捨て文化になっています。
当然、捨てられている物の中には新品同然で、まだまだ使える物ばかり。リサイクルばかりを推進するのではなく、もう一度、物の使い方について考えてみる必要があります。
自分が使わなくなっても、それを必要とする人がいるなら、使ってもらえば良いではないですか。
手放したい人と探している人をマッチングさせるためにくるくるショップは存在するのです。分かりやすい例として、日本人形が挙げられます。日本人にはもらい手が少なくても、海外から来られた人にとっては日本の伝統文化に触れられる物として大好評なのです。自分がもらい手を探せなくても、くるくるショップのような仕組みがあれば、物はいつか誰かが見つけて再び使ってくれることでしょう。

地域それぞれのやり方で

このリユースの取り組みは、上勝町だけではなく他の多くの地域でも行われていることです。地域によって手法は様々になって当然だと思います。物がたくさん集まってくる都市部では、リサイクルショップの形態(金銭のやりとり)が可能でしょうし、もしかすると一つのビルの中だけでも物々交換が成立するかもしれません。また、一つの小学校区単位で保護者の方々によるフリーマーケットが開催されているところもあるでしょう。どんな手法であれ、使い捨てではなく物を大事にするための仕組みが全国にもっともっと広がれば良いなと思います。


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