上勝町について

上勝町は、四国徳島県の山あいにあるちいさなちいさな町。
日本の棚田百選に選ばれた樫原の棚田や、 千年の森作りをしている高丸山、カヌーも楽しめる美愁湖など日本の原風景ともいえる豊かな自然に恵まれています。

そして、なんといっても上勝の一番の魅力は「人」。
‘葉っぱビジネス’で有名な元気なおばあちゃんたちはもちろん、町の魅力に惚れ込んで県内外からIターン・Uターンで移住してくる若者も多く、 おじいちゃんもおばあちゃんも、若者も子どもも、 いきいきと元気に暮らしているのが、町のみんなの自慢です。

上勝のゼロウェイスト運動はそのような町の人達が協力し合って取組み続けています。

上勝町データ(2010年3月31日付)
人口 1,964人(内65歳以上 49.54%)/ 面積 109.68平方km

上勝のゼロ・ウェイスト宣言

未来の子どもたちにきれいな空気やおいしい水、豊かな大地を継承するため、2020年までに上勝町のごみをゼロにすることを決意し、上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)を宣言します。

1 地球を汚さない人づくりに努めます!
2 ごみの再利用・再資源化を進め、2020年までに焼却・埋め立て処分をなくす最善の努力をします!
3 地球環境をよくするため世界中に多くの仲間をつくります!

平成15年9月19日徳島県勝浦郡上勝町

上勝のゼロ・ウェイスト運動の特長

ごみは各自が「ごみステーション」へ

他の地域から上勝町に来られた方がまず驚くのは、ごみの収集車が走っていないということです。
ではどうするのかというと、町内で一ヶ所のごみ集積場「ごみステーション」に自分で持って行きます。
このごみステーションは基本的に年中無休で、「今日はごみステーションが閉まっているからごみを持って行けない」ということはありません。
毎日午前7時半から午後2時まで、年末年始の数日間を除いて、自分の都合がいい時にごみを持ち込むことができます。

34分別の効用

しかも上勝町の人々は、ただごみステーションに持って行って捨ててくる、ということはしていません。ごみステーションでは、各自がごみを34種類に分別して捨てています。
なぜそんなにも細かく分別するのかというと、リサイクル業者の種類がその程度の数になるからです。それらのリサイクル業者は、一般にごみとして焼却・埋め立てされているものを再利用するために収集しています。つまり、上勝町で34種類に分別された「ごみ」は、焼却・埋め立てされる数種類を除いて、それぞれ「資源」として活用されるために、リサイクル業者に回収されているのです。
こうように、リサイクル業者の種類に従ってごみを細かく分別すれば、資源として再活用されるものが増え、その分焼却・埋め立てされるものが減って、ゼロ・ウェイストへの推進力になります。
実際、ごみステーションに集められるごみの72%が、リサイクルされて再資源化されています(平成17年度実績)。

ごみに関する疑問は作業員へ

しかし自分でごみを34種類に分けるのは、いかにも大変そうです。実際、「これはどの種類のごみに分別すればいいんだろう」という疑問には毎日のように出会いますし、ごみステーションで「この状態のものを出していいのだろうか」と気になることもあります。このような疑問は、ごみステーションに常駐している「作業員」が解決してくれます。
ごみの分別方法やその出し方など、作業員が丁寧に教えてくれます。

みんなに分かりやすい分別を

実際にごみステーションに行くと、気づくことがあります。
それは、ごみが34 種類以上に細かく分別されているということです。これはどういうことでしょうか? 
例えばごみステーションには「トイレットペーパーの芯」という分別項目があります。トイレットペーパーの芯は本来、雑誌やコピー用紙等と一緒に分別され、リサイクルされます。しかしこの分別は分かりにくく、トイレットペーパーの芯をわざわざ分別して持って来てくれる人が多くいました。そこで、「だったらそういう人たちに無理に分別の仕方を覚えてもらうより、独立した項目を作って分別し、後で作業員が雑誌等と一緒にすればいいんじゃないか」という考えを採用したのです。
分別する数が増えれば分かりにくくなるとは限らない、分かりやすくするためにあえて分別の数を増やす、という柔軟な考えも取り入れながら、みんなに分かりやすい分別を目指しているのです。

生ごみは各家庭で自然に還す

ごみステーションには、一般家庭から出る生ごみを捨てるところはありません。では生ごみはどうしているのかというと、それぞれが自分の家で堆肥にしたり、あるいは土に還したりしています。
そのための設備や機械が、上勝町のほぼ100%の家庭に普及していて、日常の生ごみを自然に還すことを進めています。
「その機械は高いのでは?」という声がありそうですが、この機械を購入するためには町からの補助があり、各世帯1万円の自己負担で購入することができます。
生ごみは一般廃棄物の内でかなりの割合を占めますから、それが0になっているということは、ごみステーションへごみを運ぶ負担を大きく軽減しています。

「上勝が大好き!」な町の人達を紹介します

山中昇さん(74) /上勝町出身

木とともに生活することが、人間にとっても自然にとっても大事なことだと思う。
山の木を使って細工したり、炭を作って料理をしたり。
もっともっと木を使うことを、若い人たちにも体験してもらいたい。

清井ヤエ子さん(78) /上勝町在住

本当に楽しい町!すばらしい人情機微に富んだ人々。
近年は、人のあり方も変化してきたが、世代の違うIターンの若人たちとも楽しく交流できる。
知識を知恵に変えるすごい町。

石山幸治さん(35) /徳島市からのIターン

建設会社の現場監督から一念発起して上勝町の葉っぱビジネス「いろどり」の社員へ。
上勝の四季折々の彩りは、食べ物だけでなく人をも輝かせる素晴らしさ。どうぞ「旬」を肌で感じに上勝へお越しください。

阿部夏芽さん(35) /徳島市からのIターン

上勝町の人が好きです。
来たばかりのころはとても不安でしたが、行事に顔を出すようになり、みなさんの素晴らしさに触れ感動しました。
若い人達も積極的にお祭り事に参加して風習を伝承しているのも凄いと思います。

森積昭仁さん(28) /上勝町出身Uターン

上勝に戻ってきて一番びっくりしたことは、若い人が増えたこと。
だけど、その人たちの元気に負けないように、上勝出身の若い人がもっと帰ってきたいと思える町にしていきたい。

上野あやさん(26) /東京からのIターン

上勝は、大人も子供もお年寄りも一生懸命遊んでる。
そんな本気で遊ぶ上勝の人たちが大好き!
上勝に遊びに来るなら、景色を見るだけでなくて、ぜひ上勝の人たちと一緒に、上勝だからできる遊び体験をオススメします。


ゼロ・ウェイストアカデミーTOPへ