ゼロ・ウェイスト運動とは

現状の問題点

多くの人は、普段そんなにごみについて考える機会がないと思います。
だけど、ごみ問題は知れば知るほど、ショッキングなことだらけです。
このページでお知らせできることも、ほんの一握り。
‘知る’ということ。始めてみましょう。

しわ寄せは自治体に

高度経済成長に伴って爆発的に増えたごみを処理する方法として、焼却炉を推進してきた結果、世界の3分の2以上の焼却炉が日本に存在します。その実情は、どんどん開発される様々な新素材の処理対策に追われ続ける一方で、増え続けるごみ処理コストや耐用年数を過ぎた焼却炉の立て替え問題・埋め立て地の残余年数問題など頭を悩ませることばかりです。

 

負のスパイラル

ごみが増えたから、大きな焼却施設を作った→大きな受け皿(焼却施設)があるのだから、何でも燃やしてしまえばいい→ごみを減らす必要がないからごみは増える→繰り返す
違う言い方をすると、稼働させ続けなければならない焼却施設の場合、ごみは減らされると困るのです。

資源のない国、日本

大量生産→大量消費→大量廃棄(約8割が焼却)の一方通行では、資源がいくらあっても足りません。
知識としては「資源は大切に」と知っているのですが、実際に自分の使っている物が、どこで誰がどのように作った物なのか分かりにくい現代では、資源を無駄遣いしていると気付くことが少なくなっています。
もしかすると、自分の買い物が、誰か(何か)を犠牲にして作られた物である可能性があるのです。

一番の被害者は消費者

消費者は、物の対価としてお金を生産者に払っています。
そして、廃棄するために必要なお金も税金として自治体に納めています。お金を払っているにもかかわらず、買った商品に有害物質が入っていたがために体調を崩したり、ごみ処理によって発生した有害物質により病気になったりすることがあります。
生産者や自治体職員だって消費者なわけですから、誰しもが被害を被る危険性があります。

生産者の親切

よりきれいに、より便利に、より安い商品を消費者に届けるために、生産者は包装を増やしたり、有害物質を使う場合があります。
有害だと知らないこともあるかもしれません。
化学物質はどんどん新しい物が生まれているのです。
生産者の親切心で、逆に消費者の健康被害や分別の面倒な手間が増えていることもあります。ただ、それを望んでいるのは消費者だということが皮肉なことです。

臭い物にはふたをする

古来より伝わることわざが、ごみ問題をよく表しています。
都合の悪いことは隠してしまおうという精神が、ごみ処理でも適用され、「溜まれば不衛生だから燃やしてしまえ、燃やせない物は埋め立ててしまえ」の考え方になってしまいます。
しかし、ごみは燃やしても固体から気体に変換されるだけ、ましてや埋め立ては形を残したままです。
さらに悪いことには、焼却や埋め立ての処理では、有害物質を放出している危険性を否めません。


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