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「ごみ」って何ですか? と聞くと、
もう要らないもの、使えないもの…?と答えが返ってきます。
では、「要らない」「使えない」と決めているのは誰でしょうか?
そう、「自分」。
つまり私たち一人ひとりが主観で「ごみ」をごみだと決めているんです。
主観だということは、変えられるということ。
「ごみ」はもしかしたら、他の誰かにとってはごみではないかもしれない。
私たちゼロ・ウェイストアカデミーは、
「人の意識・行動を変える」
「ものを使う人・使い方を変える」
「社会の仕組みを変える」ことで、
「ごみ」をごみでは無くすことに取り組んでいます。
わたしたちの出発点は、四国で一番小さな町、徳島県上勝町です。山あいにあるこの町は、未来の子どもたちにきれいな空気やおいしい水、豊かな大地を継承するため、2020年までに上勝町のごみをゼロ(ゼロ・ウェイスト)にする「ゼロ・ウェイスト宣言」を2003年に日本で初めて行いました。
わたしたちゼロ・ウェイストアカデミーは、そんな上勝町のゼロ・ウェイストの理念に基づいて3R(Reduce, Reuse, Recycle)活動を住民や行政と一緒に町内で推進することはもちろん、環境に配慮できる人材育成、ゼロ・ウェイストな商品開発、活動推進のための調査・研究、そして一緒に取り組む仲間を世界中につくることに取り組んでいます。
ゼロ・ウェイストアカデミーでは、
まずは「ゼロ・ウェイストについて知る」、さらに「ゼロ・ウェイストを深く学び、取り組み始めるためのノウハウを習得する」、
そして「実際にご自身の地域や所属先で取り組む」ための、様々なサービスを提供しています。
自分が日々使っているもの、捨てているもの、どこから来てどこへ行くのか、知っていますか?
捨てたら忘れてしまう、そんな「無意識であること」からごみ問題は始まっています。まずは身の回りの現状を知ること、どんな取り組みが出来るのかを知ることから始めてみましょう。
ゼロ・ウェイストアカデミーではそんな「知る」ための場を提供しています。
講師の派遣
国内・世界各地にて開催される、
ゼロ・ウェイストに関する
講演・シンポジウム等への講師派遣
メディア・取材の受け入れ
ゼロ・ウェイストの取り組みを取材したい
メディア等の受け入れ・コーディネート
知って終わりではなく、さらに考え、実践していきたい方に向けて、より詳細にゼロ・ウェイストを学び、実践につなげるための機会を提供しています。
出張でのセミナー・研修・ワークショップや教育プログラムの実施も行っています。
セミナー・研修・
ワークショップの開催
ゼロ・ウェイストについての
半日~数日間の研修やワークショップの実施
ゼロ・ウェイスト
教育プログラム
「ごみ」を切り口とした
様々なテーマでの教育プログラムの実施
インターンシップの受け入れ
最低1ヵ月以上継続的に活動できる方を
対象としたインターンシップ
様々な方を対象に、ゼロ・ウェイストの取り組みのサポートをしています。
実際のサポート事例について詳しくは、「活動事例」をご参照ください。
取り組む
ゼロ・ウェイスト認証制度の
設計・運用
店舗や事業所のゼロ・ウェイストな取り組みを公的に認証する「ゼロ・ウェイスト認証制度」を運用しています。現在主に飲食店を対象に認証の審査・付与、そして関心のある事業主向けのコンサルティングや社員研修を行っており、2018年9月現在、全国で9店舗が認証を取得しています。
取り組む
リユース拠点「くるくるショップ」
企画・運営
2006年、上勝町のごみステーション内に「まだ使えるものを地域内で循環させよう!」と小学生と共に立ち上げた無料のリユース拠点「くるくるショップ」。年間約15トンの物がごみにならず誰かの手に渡り活用されています。このモデルを活かし、神奈川県逗子市「エコ広場ずし」や北海道下川町「ばくりっこ」の立ち上げや運営のアドバイスも行いました。また、2017年には、マレーシアのジョホールに現地企業主体で「くるくるショップ」姉妹店がオープンしました。
取り組む
上勝町ゼロ・ウェイストタウン計画策定
上勝町では、住民参加のワークショップ開催や有識者へのヒアリング、過去の施策検証等を行い、ゼロ・ウェイスト政策の中期計画「ゼロ・ウェイストタウン計画」を策定しました。2016年度から、実際に計画内容の推進・実行を担っており、新生児世帯への布おむつスターターキットギフト制度の設計・導入や「ノー・レジ袋キャンペーン」の実施、分別促進のためのポイント制度設計等を行っています。
取り組む
上勝町日比ヶ谷ごみステーション
管理運営
2005年の当団体設立以来、上勝町の一般廃棄物中間処理業務を受託し、町内唯一のごみ集積所であり、ゼロ・ウェイスト政策と「45分別」実施の拠点でもある「日比ヶ谷ごみステーション」の管理・運営を行ってきました。長年の経験を活かし、回収や分別方法、拠点の活用方法について提案・改善してきた実績があります。※この事業は2018年度より上勝町に引き継ぎました。
取り組む
洗剤パウチ回収と資源還元「RecyCreation」プロジェクト
花王株式会社とTerraCycle Japan社との協働プロジェクト「RecyCreation」のパートナー団体として、上勝町における洗剤等の使用済み詰め替えパウチの回収や、リサイクル後の製品の地域還元のコーディネートを行っています。
習得する
事業所のゼロ・ウェイスト監査と
社員研修
事業所におけるごみ監査を行い、分別指導・社員向け研修等を行っています。分別の間違いを指摘するだけでなく、取り組みやすい表示の導入等の改善も行うことで、資源化できるものを増やし、事業所としての廃棄物処理費用削減にも効果を発揮しています。
習得する
教育プログラム「SUMMER MISSION 2017 ~ごみのゆくえを調査せよ!!~」実施
小中学生向けに夏休みの体験学習の機会として、ごみ問題について映像や分別対決ゲーム、紙漉き体験、リサイクル工場見学等を通して体系的に学び・考えるプログラムを実施しました。
取り組む
リメイク・アップサイクル拠点
「くるくる工房」運営
2007年より、使われなくなった着物や鯉のぼりなど古布を「リメイク・アップサイクル」する「くるくる工房」を上勝町にて運営しています。約20名の作り手さんが生み出す、古くて新しい商品たち。オーダーメイドやデザイナー・素材提供者とのコラボレーションも行っています。
取り組む
量り売りモニタリング・推進実験
容器包装ごみ及び資材・食品ロス削減のため、必要な量を持参容器で購入できる「量り売り」を推進しています。2016年には住民がごみを持ち込む拠点であるごみステーションにて、洗剤メーカーの協力を得て洗剤の量り売りモニタリング実験を行いました。また、2017年には徳島県の地方創生特区事業として「ゼロ・ウェイスト型エシカル購買モデル形成特区事業」を行い、一般店舗における量り売りの仕組み導入のための調査・実証実験を徳島市内にて行いました。
取り組む
上勝町内高齢世帯等への
ごみ運搬支援
上勝町に於いて、ごみステーションへのごみの持ち込みが困難な単身高齢者等の世帯向けに、ごみの運搬支援を行ってきました。2か月に1度、登録世帯へ回収に行き、ごみステーションへ持ち帰って分別・資源化を行う事業です。 ※この事業は2018年度より上勝町に引き継ぎました。
取り組む
「ゼロ・ウェイスト・ウエディング」企画・サポート
ウエディングをごみゼロで実施する企画・サポートを行いました。使い捨て食器を使わないための「リユース食器」のレンタル、回収拠点の運営、資源の分別指導、布のリメイクによる装飾品制作など。200人以上の来客で、実際に出たごみはリサイクルできる数品のみでした。
取り組む
ゼロ・ウェイスト活動のネットワーキング
全国のゼロ・ウェイスト宣言自治体及び関心のある自治体の担当者が年1回情報交換・意見交換を行う会議の運営サポートを行っています。
また、普段より様々な立場からゼロ・ウェイストに取り組む・関心ある方々が意見交換・情報交換を行えるプラットフォーム"Zero Waste Japan Network"も運営しています。
取り組む
上勝町ゼロ・ウェイスト政策の住民意識調査と施策提案
2016年、神戸大学・高知大学との協働研究として上勝町内の全戸アンケート調査及び、ごみステーション利用者への直接ヒアリング調査を行い、ごみステーション利用やゼロ・ウェイスト政策についての住民の意識調査を行いました。アンケート結果より今後の上勝町におけるゼロ・ウェイスト施策への提案を行いました。
取り組む
中国・四川省リユースショップ開設事業のコンサルティング・サポート
2010年~2012年、中国の四川省にて住宅地におけるリユースショップ設立のコンサルティングとサポート、現地リーダーへの研修を行いました。(当事業は上勝町との協働によるJICA草の根技術協力事業です。)
取り組む
イベント「エシカルディナー with Zero Waste Talk」実施
「ゼロ・ウェイスト」「エシカル」といったテーマを、楽しく感じ、考える機会としてイベントを企画・開催しています。2017年はゼロ・ウェイスト認証店のレストランとコラボレーションしてディナーイベントを実施。コース料理の一品ずつにも「エシカル」なストーリーが満載で、参加者同士での交流はもちろん、テーマに関連するトークイベントも行いました。